箱根駅伝は毎年テレビで見ているけれど、「区間って何?」「シード権って結局どういう意味?」正直、よくわからないまま見ていませんか?
私自身も、長い間なんとなく見ていましたが、最低限のルールを知っただけで、驚くほど面白くなりました。
この記事では、箱根駅伝を初めて見る人・久しぶりに見る人向けに、これだけ知っておけば十分楽しめるポイントだけを、やさしく解説します。
箱根駅伝ってどんな大会?
箱根駅伝は、お正月に行われる大学生の駅伝大会です。
正式には「東京箱根間往復大学駅伝競走」といい、毎年1月2日と3日に開催されます。
スタートは東京・大手町、そこから箱根・芦ノ湖までを往復するコースで、東京から箱根へ向かう往路と、東京へ戻る復路の2日間に分けて行われます。
参加するのは関東の大学を中心としたチームで、1チーム10人の選手がタスキをつなぎながら走ります。
お正月の風物詩として、多くの人に親しまれている大会です。
箱根駅伝は何日間?往路と復路の違いは?
箱根駅伝は、2日間にわたって行われる大会です。
1日目が「往路」、2日目が「復路」となっており、同じコースを走るわけではありません。
それぞれの役割や見どころが違うため、違いを知っておくと観戦がぐっと面白くなります。
1日目は「往路」
往路は、東京・大手町から箱根・芦ノ湖までを走ります。
特に後半には、急な坂が続く「山登り」の区間があり、ここで順位が大きく動くことも少なくありません。
1日目は、各大学がどんな戦略で臨んでいるのかが見える日でもあります。
エースをどこに配置するのか、山の区間を誰に任せるのかなど、チームの作戦が結果に直結します。
2日目は「復路」
復路は、箱根・芦ノ湖から東京・大手町へ戻るコースです。
前日の総合順位を引き継いでスタートするため、追いかけるチーム、逃げるチーム、それぞれのドラマが生まれます。
体力が限界に近づく中での走りや、タスキをつなぐ選手たちの表情に、思わず胸を打たれる場面も多いです。

ひとことで覚えるなら、往路は戦略、復路はドラマ。この一言を覚えておくだけで、
箱根駅伝の2日間をより深く楽しめます。
区間って何?全部でいくつあるの?
箱根駅伝は、全部で10区間に分かれています。
1人の選手がすべてを走るのではなく、1区間ごとに選手が交代しながらタスキをつなぐのが特徴です。
区間ごとに距離やコースの特徴が違うため、どの選手がどこを走るかに注目すると、箱根駅伝がより面白くなります。
区間ごとに距離や役割が違う
箱根駅伝の区間は、すべて同じ条件ではありません。平坦な道が多い区間もあれば、アップダウンがきつい区間もあります。
そのため、スピードに強い選手、粘り強く走れる選手、坂道が得意な選手、といったように、選手の特徴に合わせて区間が割り当てられます。
エース区間・山登りがある
箱根駅伝には、特に注目される区間があります。
序盤の区間には、チームの流れを作るエース級の選手が配置されることが多いです。
また、往路の後半には有名な「山登り」区間があります。
急な坂が続くため、ここで順位が大きく動くことも珍しくありません。

どの区間に誰を置くかが、箱根駅伝の面白さのひとつです。
シード権ってどういう意味?
箱根駅伝のシード権とは、「翌年の箱根駅伝に予選なしで出場できる権利」のことです。
このシード権は、本大会で総合10位以内に入った大学に与えられます。
シード権を持っている大学は、翌年の予選会に出る必要がありません。
一方で、11位以下の大学は、厳しい予選会を勝ち抜かなければ本大会に出場できなくなります。
なぜシード権が重要なの?
シード権があるかどうかで、大学の状況は大きく変わります。
- 強い大学でも、予選会はリスクが高い
- 予選会で力を使わず、本大会に集中できる
- 新入生の勧誘やチーム作りにも影響する
そのため、10位争いは優勝争いと同じくらい注目されることもあるのです。
初心者向けひとことで理解
シード権=翌年が楽になる「10位以内の特典」この意味を知っているだけで、順位争いの見方が一気に変わります。
「10位を狙って走っている大学があるの?」と思うかもしれませんが、それはシード権を確保するためです。
この背景を知ると、箱根駅伝がよりドラマチックに見えてきます。
繰り上げスタートって何?
繰り上げスタートとは、前の区間の選手が一定時間内に到着しなかった場合、タスキがつながらないまま次の選手がスタートするルールのことです。
箱根駅伝では、各区間に制限時間が決められており、その時間を過ぎてもタスキが届かないと、待っている選手は自分の大学のタスキをかけずに走り出すことになります。
なぜ繰り上げスタートがあるの?
もし制限時間がなければ、大会全体の進行が大きく遅れてしまいます。
そのため箱根駅伝では、
大会をスムーズに進めるために繰り上げスタートというルールが設けられています。
ただし、このルールは選手にとって非常に厳しく、タスキをつなげなかった悔しさは計り知れません。
タスキが来ないとどうなる?
タスキが制限時間に間に合わなかった場合でも、その大学が失格になるわけではありません。
ただし、繰り上げスタートになると、
- 個人の区間記録は公式記録として残らない
- 総合順位で大きく不利になる
といった影響があります。
選手にとっては、「自分の走りでチームを前に進めたい」という思いがあるからこそ、非常につらい状況です。
ルールは厳しい
繰り上げスタートのルールは、選手にとってとても厳しいものです。
あと数秒でタスキが届く距離に仲間が見えていても、制限時間を過ぎればスタートしなければなりません。
それでもこのルールがあるのは、大会全体をスムーズに進行させるためです。
厳しさがあるからこそ、箱根駅伝は特別な大会として語られ続けています。
ここが箱根駅伝最大のドラマ
繰り上げスタートの瞬間は、箱根駅伝の中でも特に印象に残る場面です。
タスキを待ち続ける選手の表情、必死に走り続ける前走者、そして無情に迫る制限時間。
勝ち負けだけでなく、仲間との絆や悔しさが映し出される瞬間だからこそ、箱根駅伝は「最大のドラマ」と言われます。
箱根駅伝が「急に面白くなる」見どころ
箱根駅伝は、ルールを知った瞬間に一気に見え方が変わります。
ここでは、初心者でも「なるほど、だから面白いのか」と感じやすい見どころを紹介します。
タスキ・山・逆転・表情を見るだけで、一気に面白さがわかる大会です
タスキリレー
箱根駅伝の象徴ともいえるのが、タスキリレーです。
1人で走るマラソンとは違い、箱根駅伝は仲間の思いをタスキで受け取り、次へつなぐ競技です。
タスキを渡す数秒間には、ここまで走ってきた苦しさ、次の選手への期待、チームとしての覚悟、すべてが詰まっています。

タスキがつながる瞬間を見るだけでも、箱根駅伝の価値は十分あります。
山の区間
箱根駅伝を語るうえで外せないのが、山の区間です。
特に5区(往路)と6区(復路)は、急な坂や下りが続く、他の区間とはまったく違うコースで、速い選手🟰有利とは限らない、坂に強い選手が一気に順位を変える。
ここでの結果が、大会の流れを大きく左右します。
「山を制する者が箱根を制す」と言われる理由が、見ていると自然とわかってきます。
逆転・脱落
箱根駅伝は、最後まで何が起こるかわかりません。
わずかな体調不良やペース配分の違いで、一気に順位を上げるチーム、逆に大きく順位を落とすチームがはっきり分かれます。
特に復路では、1人の走りがチーム全体の順位を左右する場面も多く、毎年ドラマが生まれます。
表情や声援
実は、走りそのものだけでなく、選手の表情や沿道の声援を見るのも大きな見どころです。
苦しそうな表情、ゴール後に崩れ落ちる姿、仲間や観客からの声援。
タイムや順位だけでなく、「人が本気で走る姿」に心を動かされるのが、箱根駅伝の魅力です。
初心者がよく疑問に思うことQ&A
途中で走れなくなったらどうなる?
万が一、選手がケガや体調不良などで途中棄権した場合、その区間でタスキはつながらず、その大学はその時点で棄権扱いとなります。
箱根駅伝では、原則として1区間につき1人が最後まで走り切ることが求められており、途中交代は認められていません。
そのため、選手は多少の不調があっても、限界まで走り続けるケースが多いのが現実です。
タスキを落としたら失格?
タスキを落としても、すぐに失格になるわけではありません。
自分で拾ってかけ直せば、レースはそのまま続行できます。
ただし、他人に拾ってもらう、正しくタスキをかけ直さない、といった場合は、ペナルティの対象になることがあります。
落ち着いて自分で拾うことが大切です。
留学生は走れるの?
はい、留学生も走ることができます。
ただし箱根駅伝では、1チームにつき出場できる留学生は1人までという制限があります。
そのため、どの区間に起用するのか、山に使うのか、平地に使うのかといった点が、各大学の戦略になります。
留学生の走りが、レースの流れを大きく変えることもあります。

箱根駅伝は、
ルールを少し知るだけで、見え方がガラッと変わります。
疑問を解消しながら見ると、何倍も楽しめます。
箱根駅伝はどこで見られる?
箱根駅伝は、毎年お正月にテレビとネットで視聴できます。
見逃さずに楽しむために、主な視聴方法をまとめました。
地上波テレビで見る
箱根駅伝は、日本テレビ系列で生中継されます。
- 1月2日:往路
- 1月3日:復路
朝から夕方まで長時間放送されますが、途中から見ても状況がわかるように、解説が丁寧なのが特徴です。
お正月に家族で見ながら楽しめるのも、地上波ならではですね。
ネット配信・アプリで見る
テレビが見られない場合でも、公式のネット配信やアプリで箱根駅伝を視聴できます。
- スマホ・タブレット・パソコン対応
- 外出先でも視聴しやすい
移動中や帰省先でもチェックできるため、「少しでも見たい」という人に便利です。
※配信方法や視聴条件は年によって変わるため、事前に公式情報を確認するのがおすすめです。
ラジオで聞く
映像がなくても、ラジオ中継でレースの様子を楽しむことができます。
実況が中心なので、順位の変動や展開が想像しやすく、作業をしながら聞きたい人にも向いています。

箱根駅伝は、
テレビ・ネット・ラジオのどれでも楽しめます。
自分に合った方法で無理なく観戦しましょう。
まとめ 箱根駅伝は「知るだけ」で何倍も楽しめる
箱根駅伝は、ただ走っているのを見るだけの大会ではありません。
- 往路と復路の違い
- 区間ごとの役割
- タスキリレーの重み
- 山の区間や繰り上げスタートのドラマ
こうした基本を少し知るだけで、レースの見え方は一気に変わります。
初心者の方は、順位だけでなく「タスキがつながるか」「どの区間で流れが変わるか」に注目してみてください。
また、箱根駅伝は地上波テレビ・ネット配信・ラジオなど、自分の生活スタイルに合わせて楽しめるのも魅力です。
お正月の風物詩として、今年はぜひ「知って見る箱根駅伝」を楽しんでみてください。



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