ホテルのラウンジって、どこか特別な空気が流れていて、ふだんよりも少し丁寧に時間が流れている気がします。
リーガロイヤルホテル大阪のラウンジも、まさにそんな空間でした。
ちょっと心を休めたいとき、ゆっくり深呼吸したいとき。
この場所は、日常のあわただしさをそっと忘れさせてくれる、やさしさに満ちた空間です。
今回は、そんなリーガロイヤルホテル大阪を訪れて、紅茶と和スイーツのやわらかなひとときを楽しんできました。
さらに、ホテルの中からアクセスできる国際会議場の便利さにも驚きました。
このブログでは、天皇陛下もお泊まりになったことのある格式あるホテルでの、ちょっと贅沢で、でもどこかホッとする時間を、ゆっくりご紹介していきます。
読んでくださる方の気持ちも、すこしでもほぐれたらうれしいです。

ホテルロビーに飾られていた桜です。
リーガロイヤルホテル大阪とは?
リーガロイヤルホテル大阪とは、天皇陛下をはじめとする国内外の賓客が宿泊する、大阪を代表する格式高いホテルです。
豪華なロビーやラウンジ、日本庭園などがあり、特別なゲストを迎えるにふさわしい環境が整っています。
ラウンジでのティータイムも人気があり、上質な空間で心落ち着く時間を過ごせます。
リーガロイヤルホテル大阪はその歴史と実績から「大阪の迎賓館」とも称されています。

大阪の迎賓館と呼ばれる理由は?
伝統、格式、実績、そして何より高いホスピタリティが、リーガロイヤルホテル大阪を「大阪の迎賓館」と呼ばせ、天皇陛下や各国の要人に選ばれる理由となっています。
リーガロイヤルホテル大阪は、1935年に創業され、当時大阪に必要だった「賓客をもてなすための近代的ホテル」として誕生しました。
その後、天皇陛下や皇族、国内外の要人たちが宿泊する格式高いホテルとして知られるようになりました。
スタッフは「NOを言わずにお応えする」ことを信条とし、きめ細やかなホスピタリティで賓客をもてなしてきた伝統があります。
2025年の大阪・関西万博では、天皇皇后両陛下が宿泊先としてリーガロイヤルホテル大阪を選ばれ、その厳重な警備体制とともに高い信頼を寄せられました。
1970年の大阪万博の際には昭和天皇皇后両陛下が滞在されるなど、歴代の皇族や国際的な要人が訪れる場所としても知られています。
ホテル内には、数寄屋建築の巨匠・吉田五十八が手掛けた美しい建築、25万個のクリスタルガラスが輝くシャンデリア、滝の流れる庭園などが広がり、格式高いラウンジやバーなど、贅を尽くした空間が特徴です。

さらに、最上級の「ロイヤルスイート」など特別な客室は、セキュリティ面でも万全の体制が整っており、宿泊客のプライバシーがしっかり守られています。
長く愛されるホテルの魅力とあたたかみ
リーガロイヤルホテル大阪が長年にわたって愛され続けている理由は、その90年の歴史と革新、そして「一流なのにアットホーム」というユニークなホスピタリティにあります。
ホテルは、宿泊からレストラン、バー、婚礼、宴会まで多彩なシーンに対応し、家族旅行やビジネス、特別な記念日など、さまざまなニーズに応えています。
客室も種類豊富で、ファミリー向けからスイートルームまで揃い、どんな利用者でも快適な滞在が楽しめます。
ホテル内の「食のロイヤル」と呼ばれる高品質なレストランや、スタッフ一人ひとりが心を込めて提供する温かいサービスも、長年のリピーターに支持されているポイントです。
天皇陛下がご宿泊された理由は?
リーガロイヤルホテル大阪は、天皇陛下や皇室の方々が宿泊される理由として、高い格式と信頼性、万全のセキュリティ体制と、上質なおもてなしです。
そのため、天皇陛下をはじめとする皇族や各界の重要人物が宿泊先として選ぶことが多いのです。
高い格式と信頼性
1935年の開業以来、「大阪の迎賓館」として長い歴史を歩んできたこのホテルは、昭和天皇・皇后両陛下をはじめ、上皇ご夫妻、そして今上天皇・皇后両陛下まで、数多くの皇族の方々にご利用いただいてきました。
G20やWTOなどの国際会議でも、各国首脳や政府関係者が宿泊する場所として選ばれています。
このような実績の背景には、日本の伝統美を大切にした空間づくりや、要人を迎えるにふさわしいおもてなしの心があります。長い年月をかけて築かれた信頼が、今も変わらず多くの方に支持されている理由なのです。
万全のセキュリティ体制と上質なおもてなし
リーガロイヤルホテル大阪は、中之島の閑静な立地と周囲を川や建物に囲まれた構造により、高い安全性とプライバシーが確保された環境を提供しています。
VIP専用フロアや「ロイヤルスイート」には専用エレベーターと独立した動線が設けられ、一般の利用客と完全に分離されており、安心して滞在できる設計がなされています。
天皇陛下ご宿泊時には、警視庁や府県警が連携し、数百人規模の警備体制が敷かれるなど、厳重な警備が実施されました。
また、動線が重複しないよう綿密に調整されるなど、細部にまで行き届いた配慮も特徴です。
1935年の創業以来、皇室や国賓を迎えてきた伝統に裏打ちされた上質なおもてなしも、このホテルの大きな魅力のひとつです。
実際に訪問!ラウンジでのティータイム体験記
ちょっと贅沢なお茶の時間を楽しみに、リーガロイヤルホテル大阪のラウンジに行ってきました。
格式あるホテルですが、意外と気軽に過ごすことができ、とても心地よいひとときになりました。
着物姿のスタッフがおもてなしをしてくれて、日本の伝統美を大切にした演出が素敵でした。
周囲との程よい距離感も心地よく、一人の時間をゆっくり楽しむのにぴったりの空間です。
その様子を、写真とともにご紹介します!
静かで落ち着いた空間と上品なインテリア
リーガロイヤルホテル大阪のラウンジは、平安時代を思わせる金蒔絵の柱や、建築家・吉田五十八が手がけた日本庭園があり、格式のある落ち着いた雰囲気が広がっています。
名画伯の絵画や「紫雲」をイメージしたシャンデリアなど、芸術性あふれる装飾がありました。
大きな窓からは、美しい庭園と滝が望め、心からリラックスできるひとときを過ごせました。
アフタヌーンティーやカフェ利用にもぴったりで、日常を少し離れた贅沢な時間を楽しめるのが魅力です。

紅茶と和スイーツのやさしい組み合わせ
リーガロイヤルホテル大阪「メインラウンジ」の主なメニューは、上質なドリンクと和洋のスイーツ・軽食が揃っています。
今回は抹茶ゼリーと和紅茶のセットをいただきました。

ポットカバーとポットおきの和柄はとても素敵でした!
ホテル全体のコンセプトである「和の伝統美」を反映したデザインなのでしょうか。

抹茶のほろ苦さと控えめな甘さが絶妙に調和し、抹茶ゼリーの上に白玉とあずきがのっていてとても上品でなめらかな口当たりでした。
和紅茶は、京都・和束産の茶葉を使っているようです。渋みが少なく、まろやかでやさしい味わいで抹茶ゼリーとの相性抜群でした。

和紅茶のカップとソーサーもラウンジの雰囲気に調和する繊細な和柄デザインでとても美しかったです。
一人でも楽しめる居心地の良さ!
リーガロイヤルホテル大阪のラウンジは、静かで落ち着いた雰囲気が漂っていて、まわりを気にせず、自分のペースでゆっくり過ごすことができました。
庭園を眺めながら、丁寧に淹れられたお茶を味わい、あわただしい日常をふと忘れさせてくれるような、静かなご褒美時間がありました。
「誰かと一緒じゃないと入りづらいかな?」なんて心配は無用です。
ひとりだからこそ感じられる、空間の美しさやおもてなしの細やかさを味わえます。
贅沢な座り心地のソファに感動!
ソファに腰を下ろした瞬間、身体が包み込まれるような心地よさに感動しました。
クッションはほどよく弾力がありながらも柔らかく、背もたれからひじ掛けまでがなめらかにつながった安定感のあるデザインと、背中から腰にかけてしっかりと支えてくれる安心感があります。
座面は深く、自然と姿勢もゆったりと落ち着いて、足を組んでも、読書をしても、ただぼんやり庭園を眺めるだけでも、どんな過ごし方にもぴったり寄り添ってくれます。
クラシカルな曲線美と落ち着いた色調、レザーや上質なファブリック、ウレタンや羽根を使ったクッションは、長時間座っていても疲れにくいものになっているようです。
周囲との程よい距離感も心地よく、一人の時間をゆっくり楽しむのにぴったりの空間です。

ラウンジで時間いっぱいのんびり過ごしている間に、ロビーの桜が新しいお花になっていました。
国際会議場へのアクセスも抜群
ホテル館内から国際会議場までの行き方
リーガロイヤルホテル大阪から大阪国際会議場へは、なんと館内の連絡通路を通って徒歩わずか1分。
ホテル1階にある通路で直結しているため、外に出ることなくスムーズに移動でき、雨の日や暑い日でもとっても快適です。
学会やイベント、コンサートなどでグランキューブ大阪を訪れる方にとっては、立地の良さもこのホテルを選ぶ大きな魅力のひとつです。

まとめ
今回訪れたリーガロイヤルホテル大阪は、「大阪の迎賓館」として長い歴史と信頼を誇るホテルです。
館内に一歩足を踏み入れた瞬間から、上質さと非日常の空気に包まれます。
特にラウンジは、日本の伝統美やアートが息づく優雅な空間で、季節の庭園を眺めながら、贅沢なティータイムを楽しむことができました。
背もたれから肘掛けまで丁寧に設計されたソファは、長時間座っていても疲れにくく、ひとりでのんびり過ごすにもぴったりの場所です。
グランキューブ大阪へのアクセスも抜群で、イベントや学会の合間にふらっと立ち寄れるのも嬉しいポイントです。
ちょっと特別な時間を過ごしたいとき、自分を大切にしたいとき、リーガロイヤルホテル大阪のラウンジは、そんな思いに応えてくれる場所でした。
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